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ロシアとウクライナ、平和、それから
ロシアとウクライナ、平和、それから

ロシアとウクライナ、平和、それから

文字通り平和ボケ

こんなにも身近に戦争を感じたのは初めてだ。

これまで戦争といえば、イラク、アフガニスタン、ベトナム・・・など、言ってしまうと悪いが、発展途上だったり、情勢の悪い中東のような地域でだけ起こるものとして感じていた。物理的にも心理的にも距離が遠く、実感がわかなかった。

今回の問題が起こる以前、ウクライナに対して抱いていた印象は薄すぎて、残念ながら思い出せない。「ヨーロッパの国で、ある程度は発展している場所だ」という認識だったように思う。その認識が正しいかどうかはさておき、「21世紀に先進国で戦争が起こっている」という現実は、世界の見方が変わるのに十分な衝撃だった。

今回のロシアによるウクライナ侵攻を受けて、そもそもなぜこのようなことが起きているかが分からなかったので、自分なりにいろいろ調べるところからはじめた。そして人生で初めて、地政学に触れる機会を得た。地政学とは、国際政治や経済などを考える際に、その地理的な条件を鑑みる学問だ。世界地図の移り変わりについてなんて、今まで興味を持ったことがなかったけど、いざ勉強してみると面白い。ウクライナとロシアについては以下の動画が分かりやすく面白かったので共有しておきます。

〇テレ東BIZ / 「親ロシア」か「親欧米」で揺れ続けるウクライナ ロシアがウクライナにこだわるワケ(2022年2月18日)

〇ジオヒストリー / ロシアとウクライナの起源

僕が日本という国に生まれて20余年、我が国の国境線が変わったことはない。尖閣諸島、竹島、北方領土など離島についての領土問題を抱えてはいるが、これらについても(正式に)奪った奪われたというリアルタイムなニュースを見たことはない。

だから、今の時代に国境線が変わるなんて考えもしなかった。歴史の話だと思っていた。しかし現実は違ったのだ。世界では10年単位、あるいはもっと短いタイムスケールで、戦闘が起き、国境が変わり、国ができたりなくなったりしていたのだ。

知らなかった、というより頭になかった。これを平和ボケと言わずして何と言おうか。

平和ボケは悪いことじゃない。最終的には世界中みんなが平和ボケするような世の中にならなければいけない。

でも世界で起こっていることから(意図的でないにしろ)目をそらして、平和ボケしていたのでは駄目だと思う。今回、それに気づけたのは、自分にとっては救いであった。

誰にとっての正義か

【ロシアが悪で、ウクライナ、ひいては欧米諸国が正義である。】

各ニュースメディアによる報道を眺めながら、日本は”西側諸国”なのだと感じる。すべて上記の論理で語られているように思えるからだ。物事にそもそも正義も悪もない。その物事が自分たちの世界の論理にあっているかどうかという話である。それには時代の変化も含まれる。

今ロシアが行っていることは、100年前にはどの国も行っていたことだ。日本も例外じゃない。

それに加えて、ロシアにはロシアの論理があるのである。意味のない侵略行為を行っている訳でないことは分かっておかなければならない。ロシアの主張する事柄には疑わしい事項も多いが、事実も多分に含まれている。

ロシア側の論理については以下の動画が分かりやすかったので共有します。

〇テレ東BIZ / 「ロシアの論理」で読み解くウクライナ危機【豊島晋作のテレ東ワールドポリティクス】(2022年2月9日)

情報がたくさんあふれている現代において、我々は気づかないうちに偏向的な情報に囲まれてしまう。これはフィルターバブルと言って、それによって視野を狭められてしまうのだ。我々はそのことを意識し、複数のメディアを駆使して情報を集め、自分なりの考えを持たなければならない。

今回僕は、ロシア側からみた情報についても触れ、一定の理解を得ることができたと思う。

そのうえで言おう、今回のロシアのやり方は間違っている。なぜなら、「武力による一方的な現状変更を強いることは、国際規範上許されるべき行為ではないから」である。

様々考えても、やはり各首脳が言うこの言葉が正しいと考える。時代は21世紀になった。人類はもう気づき、今までのやり方を変えなければいけないはずなのだ。今、現時点が、その最中にある。

刻一刻と変わる状況。こんな機会はそうそうない。今日この日、考え続けることが、明日の平和への助けになるはずだ。

今回の戦争によって傷ついたウクライナ・ロシア双方の人々にお見舞い申し上げます。そしてこの戦争が一秒でも早く終わることを願っています。#NOWAR

2件のコメント

  1. 太陽

    ロシアとウクライナについてももちろん、海外の紛争地域のことなど、”戦争”というのが現在進行形で起こっていることに衝撃を受けるとともに、歴史は繰り返すという言葉も浮かんできたりします。
    そして、改めて過去の戦争についても改めて学んでいく必要があるとも感じます。
    広島、長崎、沖縄など、まずは自分が住んでいる国で、実際に起きた事を振り返り、『ダメな事』と単純な結論で終わらせずに、戦争とは何かということを深く考えてみようと、感じました。

    1. in.

      太陽 さん
      記事を読んでいただきありがとうございます。またコメントも残して頂けてうれしく思います。

      そうですね。我々が義務教育で学んできた戦争の歴史は、結論ありきのもので、そこに至るプロセスや背景は無視されがちだったように思います。
      歴史を学ぶということが、本当はどんなに難しかったかを思い知らされております。

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